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小児矯正はいつから始めればいいの?
こんにちは
かな矯正歯科です!
日頃矯正相談をさせていただく中で、相談件数の多いものについて少しずつですが、お話ししていこうと思います。
参考にしていただけたら幸いです。
ご質問:「子供の矯正治療の最適な時期はいつでしょうか。
今日は、「子供の矯正治療の最適な時期はいつでしょうか。」についてです。(小学生のお子様を持つ保護者の方から、この質問がダントツで多いです。)
子供の矯正治療は、大人の矯正治療と違って、患者自身に明白な悩みがないことがほとんどですし、虫歯の痛みのような分かりやすい症状もないので、治療のきっかけが難しいですよね。
回答
正直に申しますと、すぐに具体的な時期に関して回答することは難しいです。
なぜなら、人の成長はそれぞれ異なるもので、何歳になりました→矯正するなら今です!とはならないです。
最適な時期を決めるには、年齢だけでなく、歯の生え変わりのペース、お子様それぞれの身体の成長、上下の顎のバランスなど、総合的な判断が必要だからです。
検診などでは、同学年でも、まだたくさん乳歯が残っている子もいれば、すでに全ての歯が永久歯の子もいたりします。統計的にも男の子より女の子の方が成長が早いため、生え変わりや身体の成長も早いことが多いです。その子たちが一概に同じ矯正治療が適応なのか・・となります。
そのタイミングの見極めは非常に大切で、早く始めると、その安心感と引き換えに通院期間は長くなりますし、遅すぎると治療期間は短くて済んだけれど、あんまり成果が出なかった。ということもあります。
最適な治療開始時期を一概決めるのは難しいですが、おおよその目安として小学校1,2年生頃に一度お子様とお会いして現状を診させて頂き、遅くても小学校4年生までに治療を開始することをお勧めしています。
そのほかの目安
また、就学前や低学年のお子様の場合は、お口の中以外の目安として、
- ご両親を介さなくても怖がらずにある程度直接お話できるかな?
- 一人でチェアに座っていられるかな?
- 治療開始のための検査をクリアできるかな?
なども、治療開始の目安になります。
こちらに関しては、できる子がすごくて、できない子がダメということではなく、治療を安全に進めるため、そして何よりお子様に「歯医者さんは怖いところ」と思ってほしくないためです。治療が始まると、装置をつけるのはお子様ご本人です。
そして治療のスムーズな進行には保護者様の協力も必要ですので、ご家族の考えや価値観も、開始時期を決める上で大切な要因の1つになります。
まとめ
小児矯正でしかできないことがあるのも事実ですが(こちらに関しては後日改めて)、全員に当てはまるかと言われるとそうではなく、方法を変えれば矯正治療そのものに手遅れはなく、治療自体は何歳からでも可能です。
ですので、焦らずにまずはご家族でよく相談してみてください。
大事なのは、お子様とご家族が「よしっ!歯並びきれいにしようね。」と気持ちが一致していること。そして何より治療自体を楽しんで頂けたらこちらとしてはめちゃくちゃ嬉しいです。